改正道交法のアルコールチェック義務化へ

「白ナンバー」車も点呼・アルコールチェックが義務化

いまだに飲酒運転による痛ましい事故はなくならず、警察庁は有償で荷物や人を運ぶ「緑ナンバー」へ適用していた点呼やアルコールチェックを、白ナンバー車を一定台数保有する企業にも義務化拡大を決定しました。

時期と内容

□時期

2023年12月1日より義務化決定

□主な内容

対象となる車両条件は、定員11人以上の車を1台以上または白ナンバー車を5台以上使う企業です。車種や車両用途は問わず、黄色ナンバー(軽自動車)も対象となります。

道路交通法ではこの条件に当てはまる車両を保有する団体を「安全運転管理者選任事業所」と定め、車両の運行管理や安全運転に関する事業所内の管理者として選任される「安全運転管理者」に対して、新たに管理すべき業務として点呼とアルコールチェックを義務化しました。

今回は社会保険労務士の業務範囲とは直接的な関係ないご案内となりますが、一定数の事業所では白ナンバー車両を5台以上所有しているケースも多いと思われます。
アルコールチェックは、会社の社会的信用にも繋がり、従業員の健康管理やストレスチェックなど様々な問題を発見するキッカケにも繋がります。

アルコールチェックについては、警察庁や都道府県警察、行政など様々な機関が情報を発表しており、アルコールチェック機器類も多くのメーカーより発売されています。
当事務所では機器類のご紹介などは行っておりませんが、従業員の労務管理という側面より、アルコールチェックに限らず可能なサポートがございますので、労務管理や社会保険に関する事など、ご不明な点やご心配がございましたら、どうぞお気軽に福岡労務経営管理事務所へご相談ください。